そのひとつがベジタルブルインクです。そら豆のようなイラストが印象的で、見たことがある人も多いのではないかと思います。ベジタブルというくらいだから、植物油100%と思いがちですが、いやいや、実は、ベジタブルインクには石油系溶剤が入っているのです。
なんやて!と突っ込みたくなりますが、規程では、インクの重量の20%以上が植物油であればベジタブルインクとして認証されるそうです。
もともと、石油ショックや環境への配慮として、石油系溶剤に大豆油を混ぜたインクがでてきました。ところが、穀物市場の高騰により、大豆を工業用に使用することが問題になり、かわって、パームオイルややし油、アマニ油、キリ油などを使った植物油のほか、廃食油を利用したものをベジタブルインクとして認められるようになった背景があります。